我が家には娘が一人おりますが、
実家には100年以上前のお雛様などがあるので、
娘が生まれた時には、会津塗のお弁当箱を買いました。

娘が生まれる前、今から30年以上前のことになりますが、
夫の仕事の関係でロンドンに1年半ほど行ったとき
今は亡き父が小さな箱のお雛様を買って持たせてくれました。

その後、父とは色々な考え方の違いもあり、
娘が飼っていた文鳥をめぐってケンカになったのをきっかけに
絶縁状態のまま、父は突然亡くなってしまいました。
高校生の時、トリマーになりたいと言った私に大反対し、
結局、私は父の希望する大学に進学し、
父の希望する会社の役員秘書になりました。
犬の飼い方でもまったく意見が合わなかった父と私。
父が亡くなってから、ペロッズをオープンし
トリマーにもなったけれど、父には見てもらえなかった・・・。
このお雛様は本当はきっと優しかった父との思い出。
今生きていたら、何と言ってくれただろうか。
やっぱり、ダメだしされているのかな。